2016年10月10日、長崎旅行にて明治日本の産業革命遺産のひとつ
軍艦島上陸ツアーへ参加してきました
軍艦島の正式名称は端島。長崎港から南西約18kmの海上にあり、
面積は約6.3ha、周囲約1.2kmと小さな島です
明治23年(1890)に本格的な海底炭坑として操業を開始し、
約100年にわたって日本のエネルギーを支え続けてきました
採炭量の増加に伴い人口も増加、最盛期の昭和35年(1960)には5,300人強が住んでいました。
当時の人口密度は日本一、一人あたりの広さは10m2という計算になるようです
島には当時最先端の住居や小中学校や病院、商店、映画館やパチンコホールなどの娯楽施設まであり、
生活はすべて島内でまかなえるようになっていました
繁栄を極めた軍艦島でしたが、主要エネルギーであった石炭がその座を
石油へと移ることにより衰退の一途をたどります
昭和49年(1974)1月に閉山、同年4月に全ての住民は島から離れ無人島となりました。
当時のままの姿で無人島になった軍艦島は、廃墟でありつつも、
日本の近代化を支えたエネルギー変革の歴史を肌で感じることが出来ました
興味のある方は一度は訪れてみてはいかがでしょうか
(薬剤科)