空が、古来より人々にとって、畏怖と憧憬の象徴だったことは言うまでもない
故に、空を自由に飛ぶことは大きな夢であり、先人達の様々な研鑽により、現代の我々は、
飛行機を使って容易に世界を行き来出来るようになるどころか、娯楽の場へと変えることさえ可能となった
静岡県朝霧高原。ここではパラグライダーの体験飛行をやっている
パラグライダーは、1970年代にフランスの登山家が下山方法として考案したのが始まりと言われており、
1988年にNHKで放送されてから、日本でもその名を知られるようになった
プロなら何100キロも飛べるそうだが、素人の私にはそんな技術があるはずも無く
このように、最初はまともに飛べず、精々地面を擦るだけだった。が、繰り返す内に、
遂に、10数メートルの高さと数10メートルの飛距離に到達
飛んだ ワシゃ飛んだんじゃぁ
と、調子に乗ったのがいけなかった
イカロスは蝋の翼で空を飛べるようになった自分を過信し、太陽神ヘリオスの怒りを買い、蝋を溶かされ、墜落した
この神話は、傲慢が自らの破滅を招くという教訓を含んでおり、私もイカロスと同様、己を過信した結果、
「ぎゃああああああ――――!!」
着地を誤り、派手に墜落する羽目になった。
幸い、プラナリア並に頑丈な身体のため怪我は無かったが、『傲慢』は七つの大罪であることを実感させられた
(薬剤科)